ウィルシステムデザイン プロジェクトアーカイブ

ピンホールプラネタリウム2号機製作記録3

主要パーツの組み上げ

いよいよ加工を終えた部材を使って、主要なパーツを組み上げる段階に入ります。

でも、どれだけ図面で確認して精度の高い加工をした部材を揃えても、やっぱり実物で組み合わせていくとうまくいかないところって出てきます。そんなときは少しずつ削ったり磨いたりして、なんとか現物あわせで進めていくしかありません。まあ、うまくいかない原因のほとんどは自分が作った図面のミスだったりするわけですが(泣)

でも、この段階というのが製作の過程の中で一番楽しいところでもあります。

これが星の日周運動や経度変化をさせる部分(日周駆動部)です。中心を通る軸と、その軸をまわすギヤ、モーターはきちんと精度を維持しながら組まないとうまく回転しないので、微調整しながら合わせていきます。

こちらは緯度変化をさせる部分(緯度駆動部)のモーター取付け側です。上についているソケットには、夕焼けや青空を表現するカラーランプを取付けます。狭いところにいろいろと電線を通さなければいけないので、不器用な私にはちとツライ… あわてずゆっくり進めましょう。

同じく緯度変化をさせる部分のもう一方です。こちら側にはセンサーを取り付けて、軸が回転しすぎて中を通した電線がねじ切れないように、モーターの回転を制御します。

日周の回転(1番上の写真)は、スリップリングと呼ばれる摺動機構(電線ではなく、金属やカーボンを接触させて電力を送る方法。電車の架線とパンタグラフのような原理)を使うので、軸は何周でもぐるぐる回すことができます。

これで日周駆動部と緯度駆動部の製作が終わりました。これを組み合わせると、新型プラネタリウムの中心部がその姿を見せてきます。

まだまだ半分きたところですが、ここまで形になるとうれしくなってきて、ますますやる気が出てきます!

 

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ウィルシステムデザインは、2004年に設立した個人オフィスです。

2003年、国内ではほとんど普及していなかったプラネタリウム出張上映を始め、これまで全国で数多くの上映会やイベントを手掛けてきました。

現在は上映上映支援に加え、投影機材や関連システムの開発、上映番組やプラネタリウムアプリケーションなどの企画制作を行っています。

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