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ピンホールプラネタリウム3号機製作記録0

Series3、始動!

2004年に完成したピンホールプラネタリウム2号機は、その後5年間も自車や業者運送で各地を転戦しましたが、特に故障も無く順調に稼動して、ホントに心強い相棒…と思っていました。

 

ところがその相棒、いつの間にか壊れていることが発覚!

しかも、壊れたのは構造を支える一番重要な緯度軸の軸受けフレーム部分。アクリル板が完全に割れてます…
シャフトフォルダが、なんとか割れたアクリル板をつなぎ止めて維持させている状態。
ぱっと見ではわかりませんし、ちゃんと動いているので発見が遅れました。

取り急ぎアロンアルファで応急措置しましたが、もう今までのような激務には耐えられないでしょう。

 

思えばこの5年間、たった1台で、全国100カ所近い会場に出張して数多くの投影をこなした2号機。

「雪を映しているの?」と子どもたちに言われて即時解体となった(泣)1号機のあとに誕生した、初めて実用性能をもった2号機。

後にレンタル専用機として派生的に作った2B号機はあるものの、出張上映では常にこれを使ってきました。

時に海辺で潮風や波しぶきを受けて解体清掃、時に集中豪雨で水没して電装品換装、時に直射日光を受けて一部変形… いろいろありましたが、本当によくがんばってくれました。

 

現在、出張上映にもレンタルにも対応できる新型3号機(Series3と命名)を設計しています。まだきちんと設計が確定していないのに、すでに手元にはきれいに黒アルマイト処理されたアルミフレーム部材がいくつも届いている始末ですが…
(板金屋オヤジ、気が早いっての。もう設計変更できないじゃん・苦笑)

 

外観や構造は、現行2号機とあまり変わりませんが、ランプ通電方式を変えたり軸回転性能を向上させたりと、今まで気になっていた部分を根本的に改善していこうと思います。
同時にコントローラインターフェースも統合を進め、周辺システム構成・パッケージングも改善し、運送~設営撤収~運用のすべての面で効率化、高機能化を進めていきたいと思います。

今でも設営撤収時間の短さや持ち込み荷物の少なさは驚かれることが多いですが、まだまだ効率化できることはすでにわかっています。モバイルプラネタリウム運用の「究極の効率化」を目指したいと思いますので、どうぞご期待ください!

 

しかし、問題はやはり資金面… せっかく板金屋オヤジから部材が届いてるのに、それを眺めてるだけじゃ進まないよね(泣)

 

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ウィルシステムデザインについて

 

ウィルシステムデザインは、2004年に設立した個人オフィスです。

2003年、国内ではほとんど普及していなかったプラネタリウム出張上映を始め、これまで全国で数多くの上映会やイベントを手掛けてきました。

現在は上映上映支援に加え、投影機材や関連システムの開発、上映番組やプラネタリウムアプリケーションなどの企画制作を行っています。

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