ウィルシステムデザイン プロジェクトアーカイブ

ピンホールプラネタリウム3号機製作記録8

駆動系検証

今回は駆動系テストの顛末を。

 

投影機全体がだいたい出来上がり、ランプ系の検証も問題なくクリアしたので、最後の難関、駆動系の動作チェックです。

まだSeries3の新しいコントローラがないので、急遽テスト用の操作基板を組んで操作します。

 

いざ電源を入れ、まず日周軸を回転開始。すると、

 

“ヒュンヒュンヒュンヒュン カタンカタンカタンカタン”

 

なにこのガタツキ、なにこの騒音…

 

次に緯度軸を回転させてみると、

 

“ギュンギュンギュンギュン ガタンガタンガタンガタン”

 

部屋中に響く騒音。

 

ひ、ひどい。振動、ガタツキ、騒音、どれもこれも大きすぎる。

これではまったく使い物になりません。

やはり機構設計素人。そう簡単にうまくいくわけがなかった…

とはいえ、もう大部分組み上げてしまったし、これ以上高価な部品を買う余裕もないし、何より次の上映まで日がない。ど、どうしよう…

 

とりあえず、出来る範囲で機構調整や部品交換を行いました。

同時に、モーターとドライバーを2相タイプから3相タイプに変更することを決意。

ここは、実は設計段階から不安だったところで

「2相で大丈夫かな?やっぱ2号機で実績のある3相がいいかな」

「でも2相なら手持ちのドライバーが使えて安上がりっ!」

「両軸モーターも使いたいから、やっぱ2相でいいや」

とテキトーな検討で決めた部分でした。

結局、モーターとドライバーは総とっかえ。在庫がないという商社さんに無理を言って、なんとか入手して換装しました。

もちろん2相タイプのモーターだって、ちゃんと機構設計して調整してあげればうまく回るとは思うけど。

素人なんだから、最初から低振動・低騒音がウリな3相タイプをチョイスすべきでした。あぁ玉砕。

 

で、何とか振動や騒音は気にならない程度にまで低減できました。

細かい部分ではいろんな不満もあるのですが、そこを気にしだすとキリが無いので、とりあえずこれでOK。あとはコントローラの製作と総仕上げです。

急遽モーターを換装し、空中配線のテスト操作基板とインターフェース基板、新ドライバーで軸回転テスト中の1枚。

せっかく作った架台収納の本体電装ユニットは、この時点でまったく役に立っていません(泣)

 

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ウィルシステムデザインは、2004年に設立した個人オフィスです。

2003年、国内ではほとんど普及していなかったプラネタリウム出張上映を始め、これまで全国で数多くの上映会やイベントを手掛けてきました。

現在は上映上映支援に加え、投影機材や関連システムの開発、上映番組やプラネタリウムアプリケーションなどの企画制作を行っています。

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