ウィルシステムデザイン プロジェクトアーカイブ

ピンホールプラネタリウム3号機製作記録13

オーバーホール

完成したプラネタリウム3号機「Series3」は、さっそくさまざまなイベント会場へ連戦投入されています。今のところトラブルなく順調に稼動していますが、大事をとって投影機のオーバーホールを行いました。

移動を繰り返していると、輸送の衝撃や振動などの影響が出てくるので、そのあたりも総点検です。

まずは恒星電球まわり。
北と南の電球の明るさが最近同じでなく、南半分の星空が少し暗めなのが気にかかっていたので、電球の点灯基板をチェックです。

点灯回路はN1(北球メイン)N2(北球スタンバイ)S1(南球メイン)S2(南球スタンバイ)の4系統あるのですが、どうやらS1回路に難アリだったようで、南球をS2回路で点灯させると、北球と同じ照度で明るくなりました。

投影テストをしてみると、今まで不満だった、いて座~さそり座付近の天の川の見栄えがすごく良くなって大満足。定格2Aの専用電球をきちんと点灯させるには、基板内の配線やはんだ付けにも気を配る必要がありますね。不器用な製作者(誰?)にとっては難儀な部分です・・・

あとは、トライアック出力電圧の調整と電球ソケット保持機構改善を南北それぞれ行って、調整完了。

 

次に緯度軸回転機構のチューニング。

最近、緯度軸がうまく回らなくなっていました。実際の投影で回すことはほとんどないので支障ナシだけど、やっぱり気になるので改善です。

まずはギヤのグリスアップとかみ合わせ調整。

ついでにモーター位置も微調整。

駆動機構各部のビスやボルトを増し締め。

これで可動範囲のスムーズが回転ができるようになりました。

やはり定期的なメンテナンスで自分の作った機械を見ることはとても大切ですね。そうやってじっくり機械と付き合うと、設計のまずさや改善点も見えてきて、次号機のアイデアや製作意欲がわいてきます。まさにこの点が、自作を続けていく醍醐味だろうと思います。

うーん、次号機やりたくなってきた。やっぱりモノ作りは楽しい!

 

問題は、空っぽのサイフ(泣)

 

関連記事

ウィルシステムデザインについて

 

ウィルシステムデザインは、2004年に設立した個人オフィスです。

2003年、国内ではほとんど普及していなかったプラネタリウム出張上映を始め、これまで全国で数多くの上映会やイベントを手掛けてきました。

現在は上映上映支援に加え、投影機材や関連システムの開発、上映番組やプラネタリウムアプリケーションなどの企画制作を行っています。

プロジェクトアーカイブについて

このブログでは、ウィルシステムデザインがこれまでに手がけてきたプロジェクトの技術情報やノウハウ等をまとめていきます。