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プラネタリウムソフトウェア Nightshade

ビデオプロジェクターを使ってデジタルプラネタリウムを投影したい!と思ったとき、必要になるのはプラネタリウムソフトウェアです。
私たちが使えるオープンソースのソフトウェアとしては

・Mitaka
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/
・Stellarium
https://stellarium.org/ja/
・Celestia
https://celestia.space/index.html

などが有名ですが、今回は、私よく使っている「Nightshade」というソフトウェアを紹介したいと思います。

 

Nightshadeは、米国Digitalis Education Solutions社が開発したドーム投影専用のプラネタリウムソフトウェアです。
GNU GPLv3ライセンスのフリーソフトなので誰でも自由に使うことができるのですが、国内ではあまり知られていないようです。プラネタリウムソフトウェアのまとめサイト等でもほとんど紹介がありません…

このソフトウェア、もともとはStellariumという有名なプラネタリウムソフトウェアから派生したもので、Stellariumゆずりの美しいグラフィック描画が大きな特徴のひとつです。
星空はもちろん、特に朝夕焼けの描画がとてもきれいで気に入ってます。


(夕焼け)


(星空)

ドーム全天投影用ということで表示領域は円形になりますが、そのまま天井や壁面、スクリーンに投影することもできます。

Nightshadeのもうひとつの特徴はスクリプト機能です。
「時間を1時間進める」「オリオン座の絵を表示する」「土星に近づく」といった命令を時系列に並べたスクリプトを作って実行させると、その通りに自動で動いてくれるのです。
実行を一時停止/再開させる命令もスクリプト内に書けるので、ライブ投影で星空解説をしながら自分のペースで投影を進めていくこともできます。パワーポイントを使ったプレゼンテーションのようなイメージです。
また、ナレーションやBGMをまとめた音源ファイルをあらかじめ作っておくと、それに連動した自動上映番組を作ることもできます。こちらはDVDを再生するようなイメージですね。

他にも、プラネタリウムソフトウェアとして必要な基本機能は一通り持っていますし、日食や月食の再現もできるので、計算精度もなかなかのようです。
かなり前に公開されたレガシーソフトウェアで、いろいろクセの強いところもあるのですが、まだまだ活用できると思います。

 

このNightshade、これから何回かに分けて、使い方などを紹介していきたいと思います。

 

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ウィルシステムデザインについて

 

ウィルシステムデザインは、2004年に設立した個人オフィスです。

2003年、国内ではほとんど普及していなかったプラネタリウム出張上映を始め、これまで全国で数多くの上映会やイベントを手掛けてきました。

現在は上映上映支援に加え、投影機材や関連システムの開発、上映番組やプラネタリウムアプリケーションなどの企画制作を行っています。

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