Episode:36 天国みたいだねぇ
ご年配のご夫婦が、満天の星空となったドーム内で一言。
「天国みたいだねぇ」
「そうだねぇ」
いえいえ、行ったことないでしょ。
多分違うから。だってワタクシが作った星空だから。
それに、何かだめだよその雰囲気。だめだめ!
まるで、もうあっちに行ってしまっていいような感じじゃないか。
まだまだ長生きしてもらわなくちゃ!
投稿:Takao@Will System Design | カテゴリ:大人たち
ご年配のご夫婦が、満天の星空となったドーム内で一言。
「天国みたいだねぇ」
「そうだねぇ」
いえいえ、行ったことないでしょ。
多分違うから。だってワタクシが作った星空だから。
それに、何かだめだよその雰囲気。だめだめ!
まるで、もうあっちに行ってしまっていいような感じじゃないか。
まだまだ長生きしてもらわなくちゃ!
投稿:Takao@Will System Design | カテゴリ:大人たち
とある図書館にて。
その日最後の投影でエアドームに入ってきたお客さんの中に、喧嘩しているお母さんと娘(小学生)が。
二人ともイライラ。なんかブツブツ言い合ってます。険悪なムードです。
ちょっと気にしながら、投影開始。今宵の月や、今夜見える星たちを紹介しました。
投影終了後、片付けた機材を車に積み込むため外に出ました。
すると、さっきの親子が駐車場にいるじゃないですか!
二人で西の夕焼け空を見上げています。
そこには、ぽっかり今宵の月。
二人とも笑っています。
何を話しているのかは聞こえませんでいたが、きっと、
「きれいな月だね」
「そうだね」
という感じでした。
よかったね。仲直りできて。
すごくキレイな、いい風景でした。夕焼けも、月も、その親子も。
流れ星を投影したとたん、子どもたちが「カネ!カネ!」と叫び出したエピソードを以前書きましたが、
今回は心温まる願いごとです。
入ってきたのはお父さんと幼い兄弟(推定5歳と3歳)
ドームが暗くなると、弟は「コワイ」を連呼。現実逃避か、投影中にパパに抱っこされたまま寝てしまいました。
投影の最後、流れ星を投影すると、お兄ちゃんは一生懸命願いごとを言い続けました。
「弟が育ちますように」
けなげ。
お父さんは、そんなお兄ちゃんの頭をずっとなでていました。
泣けた。なんてやさしい家族なんだ。
すぐに弟も大きくなるさ。
そしたら、またみんなで星を見ような。
ドームが暗くなって満天の星が輝きだしたときの、お父さんと娘(推定4~5歳)の会話。
「うわー、すげー! やっぱりパパ、星が好きだなー」
「あたしも好き!」
「そっかー きれいだもんね」
「ううん、ちがうよ」
「じゃあ、どうして?」
「だって、パパが好きなものはあたしも好きだもん!」
ワタクシ、不覚にも、ジワっとウルっとこみ上げてきてしまいました・・・
のどが熱くなり、次の解説の一言を出すのにしばらく時間が必要でした。
いやあ、ホント泣けた。そして、なんだかすごくうれしかった。
エアドーム内に映った満天の星たち。
それを見上げる親子。
うるさく騒ぐ子のとなりには、大声で叱る親
話を聞いていない子のとなりには、投影そっちのけで雑談する親
飽きちゃって遊びだす子のとなりには、爆睡中の親
真剣なまなざしの子のとなりには、真剣なまなざしの親
笑顔の子のとなりには、笑顔の親
あいさつをしてくれる子のとなりには、あいさつをしてくれる親
決してすべての親子がそうではないですよ。
それに、そもそも堅苦しい勉強の場ではないので、気楽に見てくれればいいのですが。
それにしても、本当にコワイくらい、子どもは親を映す鏡です。
嫌でも、自分のことを考えてしまいます。
自分は、娘たちにどう映っているのかな?
コワイね、ホント。
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エアドームプラネタリウム出張上映では、普段は体験できない満天の星空に出会えます。そんな星空を体験したこどもたち(おとなたち)の、思わず出てしまった傑作な一言や様子を集めました。
これまでの全国出張投影で書きとめてきた珠玉の(?)エピソードをお楽しみください。


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