全天映像投影機製作記録5・投影システムの展開

全天映像投影システム

自作の夢がかなった全天映像投影システム(デジタルプラネタリウム投影機)。
その試作1号機を作ることができたのは、プロジェクターの仕様に拠るところも大きかったです。

採用したのはEPSONのEH-TW6600というシアタープロジェクターで、この機種には、
・前方にまっすぐ投射できる(ほとんどのプロジェクターは少し上向きに投射される)
・投射の角度を微調整できる光学レンズシフトがあり、その調整範囲が広い
という特徴があります。

EPSON dreamio ホームプロジェクター EH-TW7100 (100000:1 3000lm) 4K/HDR対応 3D・Bluetooth対応 スピーカー内蔵モデル

後継機種のEH-TW6700は明るさが2500→3000ANSIルーメンに上がり、そして現行のEH-TW7100は4K HDR対応、コントラスト比1:100,000というハイスペックになりましたが、この特徴は変わらず継承されています。
この仕様のおかげで、プロジェクターは完全に水平に設置して、レンズシフト機能で簡単に投影位置を微調整できます。

ただ、けっこう値段が高いのも事実。同程度の光学性能を持つ下位機種や別のメーカー品を使ったシステムの製作も相談されるようになってきました。
そうなると問題なのがプロジェクターの設置方法。
少し上向きに投射されるプロジェクター光をまっすぐ水平にするためには、プロジェクターのお尻を少し持ち上げて固定する必要があります。
この構造は、アルミフレームの接続部品(フリーアングルブラケットなど)をうまく利用することで実現することができました。
また、ドーム全天ではなく天井平面に大きく投影できる簡易システムなども手がけました。
それらの一例がこんな感じです。

18号機
小型プロジェクター

こんな感じで試作成功以降いろいろなところから製作依頼をいただき、これまでに20セット近い投影システムを納品してきました。
もちろん、自分がプラネタリウム出張上映をするときにも使っています。
今後も需要がある限り、このシステムを製作していきたいと思っています。

17号機と18号機