番組制作の現場から

夏から秋にかけてのイベント案件が決まり始めました。
毎年夏休み期間に商談が重なることが多く、これからが1年で最も繁忙な期間となります。数日間の出張イベントから数か月におよぶ長期展示企画サポートまで、さまざまな案件に対応していきます。

今年は特に、新規でプラネタリウム上映番組を制作する案件が多い印象です。
番組制作は、テーマや内容の企画構想から各シーンの構成演出の検討、そして必要な映像の生成、BGM選曲やナレーション音源の生成、そして編集という感じで、作業ボリュームはかなりのものです。当然、制作期間もけっこうかかります。映像演出では、頭の中にあるイメージの実現にスキルがついていけないことも多く、いつも頭を悩ませながら進めています。

こちらは、ただいま制作している上映番組の編集画面。制作も終盤に差し掛かり、ここまでくるとようやく完成形が見えてきて一安心というところです。
制作は、基本的に自室でPCに向かってひとり黙々と進めていきます。宇宙の映像が多いので、ロケハンや撮影といったプロセスはほとんどなく、スペースシミュレーターソフトなどを使って宇宙飛行をしながら必要な映像を生成していきます。映像制作プロダクションのような高価なワークステーションや精鋭スタッフなどはいません…
まあ、プラネタリウムに特化したコンテンツですので、一般的なドラマやドキュメントを作るのとは少し違うかもしれません。基本的に俳優さんも不要だし、ドラマティックな展開やロマンティックな恋愛とも無縁です(笑)

YouTubeとかTikTokでは、すごく魅力的なシリーズ企画とかショート動画をたくさん見ることができます。
いつかそういうワクワク&キュンキュンするようなコンテンツも作ってみたいな…というのはここだけの話です。
(そっち方面のセンスはないと思うけど)

ちなみに、現在使っている動画編集ソフトはDaVinciResolveです。
とにかく高性能で多機能なソフトです。すべての機能することは不可能でしょう。実際に動画を作りながら、ずっと学び続けているような使い方です。

この番組が完成したあとは、次の(ちょっと演出に凝った)番組制作にとりかかります。そちらはかなりチャレンジ要素の多いものになるので、じっくり時間をかけて、いろんな技法も試しながら仕上げていきたいと思っています。

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