警察官、操縦士や運転士、店員などなど、多くの職業には「制服」があります。しかし、プラネタリウムの投影解説員には決まった制服がありません。イベントスタッフとして施設の入館証や識別の腕章などをつけることがあっても、基本的に着る服は自由です。
しかし、これが私にとってはけっこう悩みどころ。
イベントの場所や対象、内容によって、「何を着て行けばいいの?」って考えちゃうんです。
特にドレスコードは決まっていないけど、あまりにラフな服装では仕事としてどうなの?
とはいえ、ビジネスマン風にスーツを着るのもどうなの?
科学者や教員じゃないから白衣もおかしいし、設営撤収で体を動かして汗をかくからといって、つなぎの作業服というのもなんかしっくりこない。
そんなことを考え出すと、いったいどんな格好して現場にお邪魔すればいいの?ってなってしまいます。
で、とりあえず制服というか、現場で着る仕事着を自分で用意することにしました。といっても、袖口にロゴをアイロンプリントしただけのポロシャツです。今夏のイベント上映は最長3日間だったので3枚。
たったこれだけの準備だったのですが、これが自分的には効果抜群でした。
堅苦しくもなく、かといって部外者っぽくもなく、ちゃんとイベント関係者として、プラネタリウム関係者として認識してもらえる。自身も、仕事着を着ているという意識で(少しだけ)背筋がピンとする。制服や仕事着って、対外的に自分が何者なのかを知ってもらうという意味が大きいとは思いますが、それを着ることで自身もしっかりと職業意識、仕事意識を持てるという効果もありますね。着る物って大事なんだって実感しました。
某夢の国のキャストが着ているコート&ネームプレートとか、かっこいい職業の人の制服&ネームバッジとか、いいですよね。憧れです。
とはいえ、関係者はたいがい自分ひとり。別にネームプレートもいらないし、かっこいい制服も不要なんですけどね。
背中に「STAFF」と大きく書かれたポロシャツやウィンドブレーカーというイベントスタッフ(アルバイト)の定番でも十分いいのですが、もうちょっとなにか、「プラネタリウムの人といえばこの制服」みたいなのがあればいいのにって思うんです。
さて、秋冬になればポロシャツってわけにもいかなくなります。今度は何を準備しようか。
誰か、そういうのをデザインしてくれないかな。