ウィルシステムデザイン20周年を記念して、というわけではないのですが、ちょうどいいタイミングで新作プラネタリウム番組が完成しました。JOURNEY TO THE UNIVERSE というタイトルの、上映時間22分20秒くらいの番組です。
内容は、架空の超高速宇宙船「ギャラクシーライナー」の初飛行に搭乗し、宇宙旅行を楽しむというもの。
途中ちょっとしたトラブルも発生するなど、よくあるパターンでベタ(笑)なストーリーとなっていますが、いろんな惑星や天体を紹介する部分は、映像も解説もちゃんとしたプラネタリウムそのものです。
こういう番組って、これまでの「まじめな」プラネタリウム上映ではあまりなかった気がします。
ショッピングセンターやレジャー施設などで開催する移動プラネタリウムイベントで、テーマパークのアトラクションのように楽しんでもらえたらと思っています。
実はこの番組の企画は、2年近く前から構想していたものでした。
シナリオの初版ができたのも、もう1年以上前。
ただ、当時は映像化が難しそうだったことや、ナレーションを外注するのがたいへんそうだったことなどもあって、その後なんとなく放置していたのでした。
昨年の終わりにようやく本格的な制作に着手し、このたび完成・公開となった次第です。
2024年現在、宇宙の映像生成は専用ソフトウェアの商用利用可能なライセンスが入手できますし、ナレーションも性能の高い合成音声ソフトがあります。差し込む画像や効果音、BGMなどもネットを通じて得られるし、ドームマスター形式に画像を変換するツールもある。そして、高度な映像/音声加工機能を備えた高性能な動画編集ソフトもあります。もちろん、それを公開するYouTubeなどのプラットフォームもあります。つまり、企画・脚本・演出・監督・編集・そしてプロデュースをぜんぶ一人で、しかも自室でできちゃう環境が揃っているわけです。
いやはや、本当にすごい時代になったものですね。
必要なのは、アイデアと継続する力と少しのスキルだけです。それが一番難しいけど…
JOURNEY TO THE UNIVERSEは、これまで私が制作してきたコンテンツともちょっと違う雰囲気の番組です。
「こんなの作っていいのかな」と心配になることもあったのですが、某夢の国や某ハリウッド映画のようなワクワクドキドキするプラネタリウムがあってもいいよね!という感じで、最後はノリと勢いで押し切った感があります。
ぜひ上映を楽しみにお待ちください。
この番組を上映する移動プラネタリウムイベントを企画実施したいというイベント関係者のみなさん、サンプル視聴も用意しておきますので、ぜひお問い合わせください!