使っていた魚眼レンズが入手不可能になったため、しばらくソラプロジェクターの製作を中断していましたが、別のレンズを使ったマイナーチェンジモデルの製作を再開させようと考えています。
こちらがマイナーチェンジ版のソラプロジェクター外観写真です。魚眼レンズが別の商品に代わっています。
(細かいことを言うと、光学ユニット内の遮光遮熱リングも開口径がちょっと変わっています)
この機材は、現在私が出張上映でも使っているマイナーチェンジモデルの初号機です。画質評価用の試験機を兼ねています。

そしてこちらが、マイナーチェンジモデルの新しい光学レンズユニットです。

これまで使っていた魚眼レンズは「コンバージョンタイプ」といわれるものでした。このタイプの魚眼レンズは、プロジェクターの前に設置するだけで手軽に魚眼投影ができます。そのため、科学館などにある大型機材でもよく使われる定番のレンズでした。
なので、このレンズが入手できなくなったのは、この業界ではけっこうな痛手です。
現在このタイプで同性能の魚眼レンズを量産販売している国内メーカーはほとんどなく、代替もなかなか見当たらないため、システムの光学設計を根本から見直すか、システムの製作自体をあきらめるしかない状況となりました。
幸いなことに、ソラプロジェクターはプロジェクター映像をそのまま拡大するのではなく、一度35mmフルサイズに集光結像させて、それを広角・魚眼投影する設計となっています。そのため、従来モデルの「投影用カメラレンズ+魚眼コンバージョンレンズ」という2本建て部分を「魚眼投影用カメラレンズ」1本に置き換えることでマイナーチェンジ対応ができました。
結果的に使用レンズの本数も減り、しかも、けっこう高さのあった光学レンズユニットもコンパクトになりました。
下の比較写真をご覧ください。左側が従来モデル、右側がマイナーチェンジモデルです。
これまでは長い魚眼レンズを都度外して収納・運搬する必要がありましたが、今後はその必要もなくなり、運用しやすくなりました。
光学性能的には、従来のf1.4(集光レンズ)×f2.8(投影レンズ+魚眼レンズ)に比べて、f1.4(集光レンズ)×f3.5(魚眼投影レンズ)となるため明るさが少し落ちますが、実際の投影では気にならない程度です。


ただ、このマイナーチェンジモデルで採用した魚眼レンズもすでにメーカー生産終了品で、現在市場に出回っている中古品を使って構築することになります。もちろん信頼度の高いカメラ専門店から仕入れますので問題はありませんが、新品レンズではないことはあらかじめご了承いただければと思います。そして、やはりレンズの入手がボトルネックとなるため、そんなにたくさんのシステムは製作できないこともご了承ください。レンズやその他部材の入手状況によっては、また製作を中断したり終了させる可能性もあります。
ソラプロジェクターの製作状況については、随時サイトやSNSでお知らせしていきます。
ソラプロジェクター導入をご検討のみなさまは、それらの情報に留意いただきつつ、ぜひお問い合わせいただければと思います。