ちょっと業務ネタから離れた、どうでもいいお話です(笑)
いつもより遅く起きた朝。
リビングのカーテンを開け、まだ眠たい目をこすりながらお湯を沸かします。
器具を用意したら、お気に入りのコーヒー豆を手回しの小さなミルに入れて挽きます。
お湯が適温になったら静かに垂らして蒸らし、カップ2杯分のコーヒーを淹れます。
それに合わせて、トーストの焼きあがる音が聞こえます。
これが、我が家の休日のモーニングルーティン。
トーストは昨夜の夕食で残ったバゲットだったりと変わりますが、コーヒーを淹れる手順は変わりません。
電動ミルにすれば、あるいはお店で挽いてもらえば、もっと早く手軽に均一なおいしさのコーヒーを味わえるわけですが、なんかゆっくりとハンドルを手回ししている時間がいいんですよね。挽く量も妻と自分の分だけなので、まったく面倒だとは感じないし、毎週なんか違う味もまた楽しい。
(実は仕事の合間にささっと淹れられるよう、お店で挽いてもらったコーヒー粉も常備しています。なんとも合理性、経済性に欠けています笑)
世の中は時短、機能的、合理的であることがもてはやされる時代ですが、無駄や不便な時間で得られるものもあります。
それは、リズミカルとは言えないミルのカリカリ音だったり、少しずつ広がる香りだったり、それを感じて少しずつ目覚めていく自分の感覚だったり。
常にそれを味わえる時間を作ることは難しいけれど、だからこそ休日の穏やかな朝にはそんな時間を作りたい。不便で無駄な時間を楽しみたいと思っています。