自宅の物置にひっそりとしまわれている、大きなアルミ製の特注トランクケース。
その中には、今ではすっかり使われることのなくなったピンホールプラネタリウム投影機(3号機)が入っています。
ウィルシステムデザインのストーリーは、このプラネタリウム投影機を自作したところから始まりました。
その製作記録をブログにまとめておこうと思います。
そう、ただ自分の思い出のためだけに(笑)
よかったら、ぜひみなさんもご覧ください。
3号機の製作:2008年
2003年に完成した2号機は、5年以上にわたって全国各地での出張上映を支えてくれましたが、さすがに老朽化も進んで故障や破損がひどくなってきました。
そんな2号機を受け継ぐ形で新たに製作したのが、自作ピンホールプラネタリウム3号機です。
構造材はすべてアクリル板から黒アルマイト塗装されたアルミ板に代わり、完成度や信頼性が高まりました。

2号機の機械部品や電装部品の多くを流用しましたが、恒星投影フィルムや本体構造の設計などを再検討した結果、投影性能や駆動性能も格段にアップしました。
また、本体の製作に併せて新型操作ボックスや投影支援システム(映像や音声を自由に投影再生できるPCソフトウェア)の開発も行いました。
2015年以降はデジタル投影機への移行によって運用機会は無くなりましたが、この3号機が、自作したピンホールプラネタリウム投影機の最後にして最高のものになりました。
私の長年の夢、そして事業を支えてくれた最高の自作プラネタリウム投影機は、今も、いつでもすぐに投影できる状態で大切に保管してあります。
そう、自宅の物置の片隅に。
3号機製作ギャラリー

3号機の製作図面 
解体された2号機 
アルミ構造材

緯度軸の組立 
日周軸の組立 
中央部の組立

架台の組立 
本体制御システム 
架台へのシステム実装

本体駆動部の組立 
中央駆動部の組立 
ランプ点灯テスト

操作ボックスのケース加工 
操作ボックス内の実装 
操作ボックス

恒星投影フィルム 
自室天井への投影テスト 
投影支援システム

投影の様子・夕焼け 
投影の様子・南半球 
投影の様子・冬の星座





















