製作中だった全天投影システム22号機(天井投影レンズ搭載)が完成し、依頼をいただいた東京都内の施設へ発送しました。
この22号機製作で特注部品が在庫払底となり、また以降の受注も無かったため、新規のご依頼を中断していましたが、その部品の外注加工発注の目途が立ちつつあること、そして新たに23号機ローンチが決定したことから、製作再開に向けて準備を始めました。(23号機はすでに某私設天文台への提供が決まっています)
とりあえず、23~26号機までの4機を製作できるように準備する予定です。外注加工もそうですが、システムの構成部材には高価なものや入手に時間のかかるものもあるので、なかなか一気に大量に仕入れることができないのが悩みのタネですね。
需要を見ながら必要最低限の仕入れをして製作していくというスタンスは、今後も変わらないと思われます。
(実際、そんな大量の需要は無いので部品在庫をたくさん抱えることはリスクになります)
現在は加工業者さんに外注をお願いしているパーツを3Dプリンターで自作できないか?ということも今回少し検討してみました。図面さえあれば樹脂製のものは作れそうです。ただ、耐久性や完成品の寸法精度にはやはり不安があります。
特にそのパーツは、けっこう重いレンズを支えなければいけないこと、常に高輝度のプロジェクター投射光にさらされることもあって、樹脂製の自作品に置き換えていくのはちょっと難しいか、という結論になりました。
(ガジェットの什器や筐体などの外装品、装飾部分には使えそうです)
ということで、今回も品質第一ということで、このパーツは実績のある業者さんに依頼することにしました。これが入荷したら、本格的にシステム製作を再開できますので、そのときにはまたあらためてアナウンスしたいと思います。