自宅の物置にひっそりとしまわれている、大きなアルミ製の特注トランクケース。
その中には、今ではすっかり使われることのなくなったピンホールプラネタリウム投影機(3号機)が入っています。
ウィルシステムデザインのストーリーは、このプラネタリウム投影機を自作したところから始まりました。
その製作記録をブログにまとめておこうと思います。
そう、ただ自分の思い出のためだけに(笑)
よかったら、ぜひみなさんもご覧ください。
2号機の製作:2003年
「ねえ、これ、ゆき? 雪を映してるの?」
園児の衝撃の一言によって見事に撃沈した、悲運のわが試作1号機(笑)
しかし、その製作で培った設計ノウハウや経験、そしていくつかの部品は、次の2号機へと引き継がれます。
しかもこの年、パルシステム山梨さんの市民活動助成に採択されたことで、高価な工具や部品、小型プロジェクターなどを購入することもできました。
そんな支援のもとでしっかり設計を見直し、しっかり部品を購入して加工し、もちろん雪、じゃなかった、恒星の投影フィルムもしっかり設計し直して、2号機は完成したのです。
試作1号機に比べてサイズも強度も投影性能も格段にアップした2号機は、全国各地の出張上映ですばらしい星空をたくさん演出してくれました。
その後、2008年に老朽化のため解体処理され、続く3号機にその部品の多くを引き継ぐことになります。
つづく
2号機製作ギャラリー
日周駆動部の組立 緯度軸の組立 緯度駆動部の組立 中央部の組立
架台の組立 架台電装品の実装 操作ボックス接続部 操作ボックス
自室に吊るした傘型ドーム ランプ点灯テスト 投影テスト プロジェクター投影