2024年を振り返る

毎年毎年同じことを言っている気もしますが、1年が経つのは本当に早いものです。
ウィルシステムデザイン創業20周年の2024年も、あっという間に残り1週間ほどになってしまいました。今年最後の製作となったソラプロジェクター43号機を無事出荷して、ようやく落ち着いた感じです。
ということで、少し今年1年間の仕事を振り返っておきたいと思います。

今年はソラドームとソラプロジェクターをたくさん提供しました。なぜ急に依頼が爆増したのかは不明ですが、とにかくかなりの台数を送り出しました。全国各地で活躍してくれることを願っています。

そんな中、ソラドームの品質をどのように維持管理していくかが大きな課題となりました。もちろんこれまでもしっかり製作して納品してきましたが、それを証明するものを特に用意してきませんでした。今後、製作ミスや品質不良でお客様にご迷惑をおかけすることがないよう、来年出荷分からはしっかり製品検査を行い、その完成検査書や防炎認定書を用意する体制を整えていきます。

ソラプロジェクターについては、これは別の投稿で詳しくお伝えする予定ですが、これまでのように製作提供を続けていくことが非常に難しい状況になっています。
今のところ、45号機か46号機までは現行仕様で製作できそうですが、その後の目途は立っていません。
(現在製作手配中の44号機まではすでに提供先が決まっています)
今年は待望の新型投影システムも完成させることができましたし、来年以降もなんとかソラプロジェクター事業を継続させたいと思っています。そのためにはどうしたらいいか、いま関係各社にも相談しながら考えているところです。

イベント出張上映の方ですが、今年はなんと3回しかありませんでした。長期イベントへの機材提供やレンタルはいくつかありましたが、ここまで上映の機会が少なかった年は、コロナ自粛期間を除いて初めてかもしれません。
せっかく完成した新型投影システムも、デモや試写以外での出動機会がありませんでした。これでは何のために開発したのかわからないですね…
新型投影システムの映像はとにかく素晴らしいので、来年はそれをご覧いただく機会をぜひ増やしていきたいと思っています。
プラネタリウム出張上映の営業や宣伝は以前に比べて控え目になっているので、まずはそこから改善していきます。

コンテンツ企画制作では、「JOURNEY TO THE UNIVERSE」の完成が今年の大きなトピックです。これまで手掛けた番組の中で、上映時間も上映内容も一番ボリュームのある配給作品になりました。
動画の制作環境は少し前には考えられなかったほど急速に進化しており、今なら一人で自室でプラネタリウム番組を編集できてしまいます。今年は作業用自作PCの中身も大幅にグレードアップできたし、あとは企画アイデアやシナリオ次第です!(それを考えるのが一番難しいのだけど)

他にもさまざまな企画や開発製作、コンサルティングなど、振り返ってみると結構いろいろやったんだなという印象です。まあ、1年早かったと言っても、ちゃんと365日、いや、366日あったわけですから当然ですね。

さて、来年2025年はどんな1年になるのでしょう。やりたいことはまだまだたくさんあります。もちろんクリアしなくてはいけない難しい課題もたくさんありますが、引き続き何らかの形でこの業界のお役に立てるよう、みなさんにプラネタリウムの星空を楽しんでもらえるよう、微力を尽くしてがんばりたいと思っています。

1年間おつきあいいただき、ありがとうございました。
皆様どうぞよいお年をお迎えください。

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