やってまいりました。恒例の(誰も見ていない)買ってよかったものベスト5の発表です。
しかし昨年は、仕事で必要になったもの以外は特におもしろい買い物をしていないことに気がつきました。やはりコロナとの付き合い方がだいぶ落ち着いてきて、プラネタリウム出張上映を少しずつ再開できるようになったことが大きかったです。その再開準備のため、いろんな機材や環境に集中的に投資をした1年となりました。
第5位 プロジェクター2種
2023年、ようやく自分専用のデジタルプラネタリウムシステムを作りました。実はずっとお客さんにお届けするばかりで、自身の機材を持っていなかったのです。そこで、出張上映の再開を機に、ソラプロジェクター用のEPSON EH-TW7100と、小型レーザー光源プロジェクターEPSON EF-11を購入しました。EF-11は、下向き投影システム用プロジェクターとして使っています。下向き投影システムについては下の記事をぜひご覧ください。
しかし、今回購入したEH-TW7100は完全に「ハズレ個体」だったようで、購入当初からいろいろな不具合がありました。しばらく稼働が続いたので修理に出すこともできず、なんとか騙し騙し使っていましたが、2024年最初のイベントが終わったタイミングでやっとメーカー修理に出すことができました。しっかり直してもらい、今年は本来のパフォーマンスを発揮してくれることを期待しています。
第4位 パソコン
2022年の終わりにM1 MacBookAir+Parallels18+Windows11という環境を構築して、プラネタリウムのライブ投影も番組上映もこれ1台ですべてスマートにエレガントにこなせる!はずでした。ところがこれが思いのほか不安定で、現場で突然フリーズするという恐ろしい目にもあいました。これはさすがにまずいということで急遽購入したのが、Intel NUC です。
i3-1220P CPU+8GBメモリ+128GB SSDというミニマムな構成ですが、非常にコスパが高く、これを導入したおかげでNightshadeの動作が非常に安定しました。安心してプラネタリウムのライブ投影解説ができるようになったのは本当に大きいです。現在は、ライブ投影はNUC+Nightshade、番組上映はMacBookAir+QLabという体制で運用しています。ParallelsでWindowsとアプリを安定的に動かすためには、MacBookAirのメモリが8GBでは難しいのかな?
第3位 CO2モニター
こちらも出張上映用のガジェットとしてあらたに導入しました。感染対策の一環として、ドーム内の換気を今まで以上にしっかり行うこととし、常にドーム内の気温や湿度、そして二酸化炭素濃度をモニターできるようにしたのです。
客観的な数値データでドーム内環境をチェックできるようになり、イベント主催者にも観客にも、より安心してもらえるようになったのではないかと思います。
私の仕事はつまるところ、「エアドームに入った人を安全に出す」という一言に尽きます。この大原則を守ることを今後も常に意識していたいと思います。
第2位 プリンター
これはプラネタリウム出張上映には直接関係ない業務用の買い物です。
10年ほど使ってきたA3対応のインクジェットプリンターからの買い替えです。紙送りや印刷品質がおかしくなってきたので、予定外でしたが急遽購入しました。
- A3印刷はあれば便利だけど、使用頻度はめちゃ低いし、必要ならコンビニプリントサービスを使える
- ディスクラベルプリントもあれば便利だけど、まあなくてもいいか
- FAXはこのご時世もうなくても大丈夫だろう。スキャナーは必須だけど、FAX複合機である必要はない
- これまではインク買い替えが頻繁で高コストだったので、そこはなんとかしたい
など、いろいろ検討して機種選定した結果、今回はA4カラーインクジェットプリンタのEPSON EW-M634Tを購入しました。
この機種の最大の特徴は、でっかいエコタンク。購入後ほぼ1年間でかなりの枚数を印刷していますが、まだ黒が6割以上、他の色に至っては7割以上もインクが残っています。いやはやすごいコスパです。機能も少なくてシンプルな機種ですが、これを選んで本当によかったと思っています。
第1位 ブルーレイディスクレコーダー
第1位は、唯一仕事とは関係ないものをあげました。
少し前からブルーレイディスクレコーダーの調子が悪く、DVDやブルーレイディスクを再生できなくなっていました。そしてついに録画もできなくなり、HDDにある大事な録画番組もサルベージできなくなってしまったのです。
ということで、思い切って新機種を購入。
といっても、前機に比べて特に大きな進化もなく、操作性もほぼ同じ。前機に取り残された録画番組のサルベージもうまくいかず。それでも、DVD/ブルーレイがいつでも自由に見られるのはやはりありがたく、家族全員が喜んだということで1位です。
ちなみに前機に取り残された録画番組ですが、オークションで中古のディスクドライブユニットを入手して交換してみたところ、無事にブルーレイディスクに書き込むことができてサルベージ成功しました。
「だったら本体買い替えなくてよかったんじゃん」というのは言わないでください(泣)
番外 エコキュート
それは突然やってきました。
まだまだ寒い3月中旬、我が家のエコキュートがいきなり派手に水漏れを起こして壊れました。
当然、冷水しか使えません。かじかむ手で食器を洗い顔を洗い、大鍋で沸かしたお湯をキッチンから風呂場に運んで最低限のシャワー代わりにするという数日間を過ごすはめになりました。
幸い新品在庫があって業者さんがすぐに工事対応してくれたのでなんとかなりましたが、はからずも2023年最高金額の買い物となってしまったのでした。
これは買ってよかったものというより買わざるを得なかったものでしたが、温かい風呂に入れる、お湯を使えるということがこんなにも幸せなことだったんだと痛感した買い物でした。
稼働10年以上のエコキュートをお使いのみなさん、ほんと気をつけてください。それは突然やってきますので(泣)
さて、2023年の買ってよかったもの紹介は以上です。
今年は、さらに出張上映の機会が増えることを期待しています。そして、さらにスペシャルな星空を投影できるようなプロジェクターや、4K動画をサクサク編集できるPC環境を手に入れたいと思っています。
そしてそして、大型家電が突然壊れないことを祈っています…