ソラハウスが移動プラネタリウムの可能性を広げます

エアドームの弱点は・・

移動プラネタリウムの必需品、みなさまに大好評?のソラドームですが、実は大きな弱点がひとつあります。
それは、
「出入口を開けるとしぼんでしまう」
ということ。

送風機を使って空気の力で膨らませるものなので、当たり前といえば当たり前。でも、この弱点が運用面では大きなデメリットになります。

  • 出入りのたびに空気が抜けてしぼむので、毎回元に戻るまで待つ必要がある(送風機の風量調節も必要)
  • 長い時間出入口を開けておくと、ドーム天井が落ちてきて中の人が不安になる
  • 車いすやストレッチャー、足の悪いかたなどが出入りしにくい

といった具合です。上手に開け閉めや風量調節をすれば空気の抜けやしぼみを最小限に抑えられますが、私たちが常駐していない長期レンタルなどでは、現場の担当のかたに運用をお任せして負担をかけてしまうことにもなります。

新しいプロダクトで弱点を克服?

そこで、
最初から出入口が開いていて、その状態でもつぶれないドームスクリーンの造形を企画設計しました。
その名も「ソラハウス」です。工場の設計のかたにイメージ図を描いていただきました。

エアーチューブで構成された壁面、そして球面天井です。天井部は白のスクリーン素材でできていて、完全半球ではないものの、ソラプロジェクターや市販の家庭用プラネタリウム投影機で天井全面への投影ができます。もちろん生地はすべてソラドームと同じ防炎素材。
出入口が常に開口しているので、設置した場所全体をある程度暗くする必要はありますが、暗幕カーテンなどをつければ大丈夫。

車いすでもストレッチャーでも、いつでも安全に出入りができます。病院や施設での利用にも適しています。
何より、出入りのたびに天井がつぶれて落ちてくる心配がなく、送風機の風量調節も不要なので、運用が簡単です。
(エアチューブの壁と天井には常時送風が必要ですが、送風機を動かしっぱなしにしておくだけです)

エアドームを使えなかった場所やイベントに、新たな空間演出の選択肢を

このソラハウス、基本設計や製作コスト概算はできていますが、まだ詳細設計や実際の製作導入事例はありません。
みなさまのご希望もできるだけ取り込みながら製品化していきたいと思っています。そう、このプロダクトは、みなさんが「ローンチカスタマー」になるのです!

これまで、ちょっと空間を演出してプラネタリウムをやりたかったけど、いろいろな事情でエアドームを使うことができなかった、そんなみなさまのところへお届けできるのではないかと思います。
どんな環境でも、すこしでも星空を見上げられる、プラネタリウムを体験できる人たちが増えますように。
そんな願いを込めて、これからもいろいろなプロダクトやサービスを模索していきます。

ソラハウスに興味のある方、ぜひ導入してみたいと思われた方、ぜひ一緒に作り上げていきましょう。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
お待ちしています!

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