国産の夢、防炎の夢「ソラドーム誕生」

プラネタリウムの上映をやろうと思ったときに、問題になるのはドームです。

15年以上実施してきた移動プラネタリウムの出張上映では、いろいろなドームスクリーンを使ってきました。
最初は、傘のように開く直径2.6mの小さな布ドームや手作りのダンボールドーム。
そして、初めて購入した直径3mの小さなエアドーム。(とても高価)
その後は、直径4m~7mのさまざまなメーカーのエアドーム。
自分が使うだけでなく、長期イベントレンタルや輸入販売のお手伝いもしてきました。もしかしたら、日本で一番たくさんの種類のエアドームを触ってきた人間かもしれません(笑)

これまで運用してきた、いろいろなドーム

いま、国内で商品としてエアドームを継続的に製作販売しているところはあまりありません。
プラネタリウムや全天映像シアターとしてエアドームを使いたい人は、アメリカや中国などから輸入するか、関連業者さんに1点モノとして特注をお願いするか、自作するかだと思います。
しかし海外製品は、日本の消防法で定められた防炎物品、あるいは防炎製品ではないという大きなデメリットがあり、会場によっては設置が許可されないこともあります。エアドーム自体は問題ないのに、消防の許可が下りず、イベント自体ができなかったという苦い経験も実際けっこうあります。

「防炎素材を使った安全な国産エアドームを作れないだろうか」
「大きな需要や市場は見込めないけど、安心して使える製品があれば、もっと活用の場は広がるはず」
いろいろなエアドームを運用しながら、長い間その可能性を模索してきました。

そんな中、とあるご縁に恵まれ、同じ思いでエアドーム製作を目指していたプロジェクトに参加させていただく機会を得ることができました。
これまでの運用経験で得た知見をそこですべて話し、共有し、設計に反映してもらい、そしてついに、国産防炎エアドームを作る夢が実現しました。
プラネタリウムの星空はもちろん、あらゆる全天映像を自由に投影できるモバイルエアドーム「ソラドーム」の完成です。

ソラドーム

ソラドームは、「自分が一番使い続けたい」エアドームを目指して、これからどんどん改良を重ねていこうと思っています。きっとそれが、使いやすいものになると信じて。

今後とも、ソラドームをどうぞよろしくお願いいたします!

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