はじめてのプラネタリウムアプリ

はじめてプラネタリウムアプリを自作して公開したのは、たしか1997年頃のこと。個人的な趣味としてチャレンジしました。
完成したのはステラクロック(Stella Clock)というアプリで、現在日時と一緒にそのとき見えている星空を表示するというもの。
画面はこんな感じです。1分毎に表示が更新される仕様でした。星座を線で結ぶとか、惑星を表示させるといった設定機能も盛り込んであります。

ステラクロック画面
ステラクロックの実行画面

開発環境はMicrosoft VisualStudio、言語はVisualBasic4/5です。
中学のとき初めて触れたのがBASIC言語だったので、その流れをくむVisualBasicはとっつきやすかったのです。
その頃会社でユーザーインターフェース設計の仕事をしていて、プロトタイプ制作でVisualBasicを使っていたので、ちょうどよかったというのもありました。GUIの設計も、いろんな計測制御システムの開発も、そしてプラネタリウムアプリの制作も、なんでもかんでもVisualBasicでやっていた時代です。

画面を見るとすごくシンプルでなんだかしょぼい(泣)アプリですが、ここには今に至るプラネタリウムアプリ設計の基本ノウハウが詰まっています。例えば、日時や場所から星の位置を計算する方法や星の描き方(色のつけかたや等級の表現)など。よーく見てみると、星に色がついているの、わかりますか?

実はこのアプリ、その年に開催された山梨県情報通信業協会主催のソフトウェアコンテストで、優秀賞(県教育長賞)を受賞しました。まあ、この程度のアプリで受賞できるとか、のどかな時代でしたね。
ちなみに、受賞賞品はテプラ(笑)もう壊れちゃったけど、重宝しました。
そして、受賞作品という箔をつけてシェアウェアとしてダウンロード販売もしましたが、まったく売れませんでした…

その後、ステラクロックで得たプログラミングのノウハウは、自作プラネタリウム投影機のフィルム原板(ピンホール投影用の大判ネガフィルム)の恒星印刷プログラムや、イベント投影用プラネタリウムアプリ「スターライトドリーム」などに引き継がれていきました。また、県内の大型科学館ウェブサイトで公開された半球プラネタリウムアプリ(Javaアプレット版)の開発にもつながりました。はじめてのプラネタリウムアプリ制作は、まったくお金にはなりませんでしたが、貴重なノウハウや経験を得る良い機会になりました。

この記事をシェアする
目次
閉じる