ウィルシステムデザイン20周年

2024年1月21日、おかげさまで、ウィルシステムデザインは創業20周年を迎えます。

いま振り返ってみれば、あっという間の20年でした。
「持ち運べるプラネタリウム投影機を作って、小さな上映会を開こう」
と思い立ち、いろんなことがあってサラリーマン生活に別れを告げ、右も左もわからぬまま、人脈も資金も技術もないまま、勢いだけで開業したのが2004年1月21日でした。
以来、公私にわたって本当にいろいろなことがありました。詳しく語れば、それだけで分厚い1冊の本になることでしょう(本当か)

個人事業主としてすべてを一人の意思と技量と責任でやり続けるのは、本当に辛く大変なことです。
代役のいない舞台を一人で完結させなければいけないというプレッシャー。いつ破綻するのかとおびえ続ける資金繰り。平日も休日もなく、常に仕事のことが頭から離れることもなく、不安と心配に支配される毎日です。
もしいま「独立したい」という人が目の前にいたら、「やめておきな」って言っちゃうかもしれません(笑)
しかも、こんなニッチな市場で商売です。常に苦しく自転車操業なのは当然のことです。

でもまあ、5年や10年経てばほとんどが継続を断念するとも言われる独立起業の道で、ここまでなんとかやってこれたのは運がよかったし、幸せなことなのかもしれません。辛いことは本当にたくさんありましたが、いろんなモノやコトを作り、いろんなところへ行きいろんなヒトに会い、いろんなご縁や仕事をいただき、いろんな経験をすることができました。
仕事には必ず相手がいて、必ず誰かのためにするものだということ。
20年間、それをずっと教えられてきた気がします。

さて、そんな20周年を記念して、2024年に使う名刺を作りました。
表は私の名前の入ったオーソドックスなデザインですが、裏はこんな感じになっています。

そう、名刺の裏がプラネタリウム出張上映の優待観覧券になっているんです。
お会いした日時を入れてお渡しして、いつかどこかの上映会場でまたお会いできたときには、ぜひプラネタリウム上映を楽しんでいってください、そんな仕掛けです。
もちろんそんな機会は無い可能性の方が高いのですが、再会をこういう形で期待するのってちょっといい感じかなと思いまして。交換しただけで終わってしまうことの多い無味乾燥な名刺に、ちょっとした悪戯です。
枚数に限りがあるし、誰にでもばらまくわけにはいかないので、今年ご縁があってこの名刺を交換できたみなさんは、ちょっとラッキーかもしれません(笑)

さて、2024年1月22日からは、21年目の日々が始まります。
もっとやりたいこと、もっと作りたいもの、たくさんあります。もうこれで満足!なんていう高みには、まだまだ到達できそうにありません。
21年目にも、その先にも、たくさんのご縁と仕事に恵まれますように。
今後ともウィルシステムデザインをどうぞよろしくお願いいたします。

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