このたび、ソラプロジェクター37号機の受注が確定し、現在光学レンズユニットを製作しています。
といっても、今回はこの光学レンズユニットのみのご提供です。プロジェクター本体は、お届け先のクライアントさんで用意されるようです。
このクライアントの会社さんとは、もう7年以上のおつきあいになると思います。まだソラプロジェクターが試作段階だった当時から、これを使って海中散策などのドーム映像アトラクションを企画し、ショッピングモール等でイベント展開したいという強い希望をお持ちでした。いわば、ローンチカスタマーとでも言うべき大切な会社さんです。
以来、プロジェクターシステムや光学レンズユニット単体の提供、長期レンタルなど、さまざまな形でその事業をお手伝いしてきました。今後ますます事業が発展されていくことと思いますし、引き続き私どものプロダクトがその一助を担うことができれば、とてもうれしいです。
そのドーム映像アトラクション「DOME PLANET」は、こちらのサイトで紹介されています。
さて、ソラプロジェクターは、光学レンズユニット単体を含めてこれまで37セットを提供してきました。
今後も需要があれば製作を続けていきたいと思っていますが、その一方で、天頂ミラーを使わない「直進系」の光学システムへの移行もそろそろ考えていきたいと思っています。
これまでのブログでも何度か書いていますが、やはり鏡で光路を90度真上に曲げる方法では投影映像の品質が落ちてしまいます。真上を向けられるプロジェクターが各社から出てきていますので、新しい直進系の光学レンズユニットを使った全天映像投影システム、さらに高品質な映像を投影できるドームプロジェクターの構築は、もう実現可能な状況にあります。
いずれ、天頂ミラーを使った現在の光学レンズユニットは製作提供を終了することになると思います。
その後、新しいソラプロジェクターをこれまでのように提供できるかどうかはまだ未定です。
方針決まり次第、サイト等でお知らせしていきたいと思っています。