プロジェクターのメンテナンス

下の写真は、プロジェクター情報メニューをドーム内に投影している様子です。
ランプ点灯時間や、現在入力されている映像信号の解像度、周波数など、いろいろな情報が表示されています。

普段プロジェクターをよく使っている人でも、なかなかこういったメニュー表示でプロジェクターの動作情報を確認することは少ないかもしれません。でも、プロジェクターも機械ですから、状態チェックやメンテナンスは必須です。車に点検や整備、清掃や消耗品交換が必要なのと同じですね。

特に高圧ランプを使っているプロジェクターであれば、ランプ点灯時間はしっかり確認しておきたいところ。
ランプには寿命があり、長時間使っていると輝度が落ちてきたり、ランプ切れの心配が出てきます。メーカーや機種によって設定寿命はさまざまですが、交換用ランプを持っておき、点灯時間や使用年数が長くなってきたら交換するのが安心です。使用中に突然ランプ切れを起こすという惨事に備えるという意味でも、交換用ランプは保険として持っておきたいものです。

あとは、フィルターやレンズの清掃なども結構大事。フィルターが汚れて目詰まりを起こしていると、突然エラーを発してプロジェクターが停止してしまうこともあります。まあ屋内で普通に使っている分にはそれほど汚れないとは思いますが、1年に1度くらいは状態を確認しておきたいものです。ソラプロジェクターも、ユーザーの求めに応じて定期的なメンテナンスやチェックを行うサービスの運用を検討しているところです。

昔のプロジェクターは突然ランプが爆発するなんてこともありましたが(実際イベント現場で起きた経験があります)、いまは耐久性や信頼性が増したのでそういう事故はあまり見聞きしなくなりました。それにLEDやレーザー光源のプロジェクターはそもそもランプを使っていないので交換自体がありませんし、ランプの10倍以上の寿命を持つ機種もあります。メンテナンスの重要性とか、ユーザーが触れる部分はずいぶん減ってきています。

でも、プロジェクターは会議やプレゼンでは重要な役割を果たす機材です。私にとってはイベント会場でプラネタリウムの星空を投影する大切な相棒です。これがなければそもそも仕事にならないものです。簡単な動作チェックや掃除くらいしかできなくても、日ごろの感謝を込めて大切に扱うに越したことはありません。

そろそろ2024年も終わりです。家の大掃除とあわせて、1年間無事故無故障で働いてくれたプロジェクターもしっかり掃除をしてあげようと思います。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
目次