新型ソラプロジェクター製作、ついに始動

2024年5月の暑い昼下がり。我々関係者は都内某所に集合した。向かう先は、大手メーカーの映像ショールーム。
あるプロジェクターの投影性能を実機確認するため、あらかじめ試写予約をとっての訪問だった。

技術者たちにスポットライトを当てる某プロジェクト番組のような入りになりましたが、決してふざけているわけではございません…
そのプロジェクターは、もう1年ほど前からずっと欲しかったのですが、高額なため手が出せずにいました。
購入を前提としないなら、ショールーム訪問はただの冷やかしになってしまう。そんな思いもあって実機を見ることもできず、長いあいだソラプロジェクターの次期モデル構想を進展させることができずにいたのです。
(詳しくは下記記事もお楽しみください)

ここへきていろんな幸運に恵まれ、ようやくプロジェクターを導入できる目途が立ったところでのショールーム訪問となりました。なにせ高価なものですから、カタログスペック上では大丈夫そうに見えても、実機を確認しないわけにはいきません。

そして、ついに実機と念願のご対面。
その投影性能をじっくり時間をかけて検証しました。ショールームの許可もいただき、持ち込んだソラプロジェクター光学レンズユニットを使って投影も確認できました。

結果、即ポチ(笑)
明るく高精細、しっかりフォーカスの合った投影映像の品質は期待通りの、いや、期待以上のものでした。機能性も問題なし。これなら次世代ソラプロジェクターができる!そう確信しての購入となりました。

現在、このプロジェクターを使った新システムの製作を進めています。
プロジェクターの明るさは5,200ANSIルーメンでコントラスト比は1:3,000,000(いずれもカタログ値)。レーザーダイオード光源・3色液晶シャッター投影方式の最新モデルです。
また、チルトフリー仕様なのでプロジェクター自体を上に向けることができます。よって、これまで使ってきた天頂ミラー(映像を上に映すために使っていた鏡ユニット)は不要となり、光学レンズユニットは長い筒のような形状に変わります。

新たな筐体フレームやレンズマウント部品の設計、持ち運び用ケースの準備など、完成にはまだすべきことがいろいろありますが、基本的には「これでいける!」というところまできています。
新システムの開発を決意してからちょうど1年、今夏のデビューを目指して完成を目指します。
新しいソラプロジェクターが演出する映像世界に、どうご期待ください!

投影検証用の試作筐体フレームに装着された新プロジェクター。レンズユニット搭載部の設計中です。
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