あの日の星空へ

新しいドーム全天/天井投影用番組「あの日の星空へ」を企画制作し、このほど公開しました。
星空を見上げるおとうさんとゆいちゃんの会話から、地球環境や自然について考える物語です。世代を越えて受け継がれていく思いを感じながら、ゆっくりご覧いただければと思います。
(この物語はフィクションであり、登場する人物は実在しません)

これまで主に企画してきた、いわゆるプラネタリウム的な星空案内番組とは少し趣向の違う作品です。
AI合成音声でキャラクターを作り、その会話だけで進行を完結させています。ラジオドラマ風といってもいいかも。
しかも、エピローグではちょっと悲しいセンチメンタルな状況も明かされます。

ということで、この作品は某関係者から「問題作」と言われてしまいました(笑)


実はこの構成や手法にはモデルがあります。
もう何十年も前、どこかの地方都市の科学館で観たプラネタリウム番組です。
たしか母と娘の会話で星空散策が進行する内容で、エピローグでは亡き母の思いを受け継いで天文学者になった娘が描かれていたと記憶しています。
これまでで唯一、プラネタリウム番組を見て涙が出た経験でした。いつかこんなストーリーを自分でも映像化できたらいいなって思っていました。そのオマージュでもあります。

内容は、キャラクターの会話から自然環境のことや地球の未来を考えてみるというものです。
もともとはライトダウンや光害を取り上げた内容にしようと考えていました。
ちょうど某企業の環境関連イベントで上映する番組の制作を依頼されたので、SDGsにからめて構想を広げてみました。
そして、環境改善や持続可能な世界を創るためには長い年月が必要だということ、何世代にもわたって思いの継承が必要だということを込めたつもりです。

「問題作」なので、使える機会は限られるのかもしれませんが、もし環境関連のイベントや啓蒙広報活動などで上映したいというかたがいらっしゃいましたら、お気軽にお問合せください。

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