プラネタリウムの星を投影するフィルム生成プログラム

懐かしいものが出てきました。自作プラネタリウム用の恒星フィルム原板を生成するプログラムです。
これは2002年から2003年に開発して運用していたもの。もう20年前のソースコードです。

ウィルシステムデザインのプラネタリウム出張上映は、ピンホール式の小型プラネタリウムを自作するところからスタートしました。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

このピンホール投影機の星を映す部分を、写真製版用の特殊なネガフィルムで作っていました。このフィルムを丸めて、中に電球を入れて光らせればドームに星が投影される、そんな簡単なしくみのプラネタリウムでした。
このプログラムは、OHPシートに星を印刷してフィルムの原版を作るためのものです。最大7等星、数千個の星をプロットすることができました。

当時メインに使っていたプログラム言語は、マイクロソフトのVisualBasic6.0。
今ではもう触る機会はありませんが、当時はかなりの市場シェアを持っていて、開発者もたくさんいたと思います。今でもVB6アプリで動いているシステムって割と残っているんじゃないかな。

私もプラネタリウム系のアプリや投影機制作のためのツールなど、本当にいろんなソフトウェアを開発しました。防災関連や図書館蔵書関連などの自治体向け大規模業務システムを受託開発したり、科学館施設にパソコンプラネタリウムアプリを納品したこともありました。まさにウィルシステムデザインの創業期を支えてくれたシステム開発言語であり、当時習得したプログラムの記法や天文計算のアルゴリズムは、時代が変わっても開発フレームワークが変わってもちゃんと生かされています。

久しぶりにVBのソースを見て、当時投影機開発に頑張っていた頃をちょっと思い出したので、昔話を披露しました。

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