アプリケーション開発– APPLICATION –

自作の天文計算プログラムを使って、プラネタリウムや宇宙、星空関連のアプリを開発しています。ウェブサービスやデジタルサイネージ、天文教育の場などで活用いただけるよう、よりリアルで美しい星空を描画することを目指しています。

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星空を描き出す魔法のツール

描くといっても、ドローソフトやペイントソフトを使うのではありません。無機質に見えるコンピュータプログラムのソースコードと、そこに並んだ数式や膨大なデータが、すばらしいビジュアルの星空を生成してくれるのです。
指定された日時や場所で見える星空を瞬時に計算し、リアルタイムに描画してくれる天文計算プログラムは、まさに「魔法の星空ツール」。
そんな自作のツールを使って、いろいろな2D/3Dの星空アプリを開発しています。

開発で主に使っているのは、HTML5Canvas/WebGL(Three.js/GLSL)です。
また、ツールの中心となる天文計算プログラムは、汎用的に使えるJavaScriptライブラリとして独自に設計実装しています。ライブラリには下記の各種天文計算、座標計算をクラスや関数群としてまとめてあり、アプリから自由に呼び出して使うことができます。
ウィルシステムデザインが開発しているアプリは、すべてこの天文計算ライブラリがベースになっています。

  • 準ユリウス日、地方恒星時、時角、黄道傾斜角などの基本的な天文計算パラメータ計算
  • 恒星の位置計算と各種座標変換、射影変換
  • 太陽や月、惑星の位置推算と各種座標変換、射影変換
  • 日の出・日の入り、月の出・月の入りの時刻、月齢計算
  • 星座線や星座名、天の川イメージの位置計算と各種座標変換、射影変換
  • ヒッパルコスやSAOの星表データや天の川、星座線、星座名の座標データ、観測場所の座標データ

天の川イメージのデータは、Astro Commonsで公開されているものをカスタマイズして使っています。
http://astronomy.webcrow.jp/milkyway/

オリジナルアプリの一部ご紹介

ウェブ星座早見盤

いま見えている星空を表示するデジタル星座早見盤です。表示解像度や描画要素の表示/非表示をカスタマイズできるので、ウェブサイトでの表示はもちろん、ポスターやパンフレット印刷用の高解像度の画像生成ができるアプリにも応用できます。

実際に下のウィジェットを触ってみてください。あなたのいる場所では、どんな星が見えているでしょう?

HTML5/Canvasに対応したブラウザでご覧ください

想い出の星空カード

好きな日時や場所で見える星空を、2Lサイズのカードに高精細印刷できるアプリです。誕生日や記念日、思い出の場所の星空を「あなただけの特別なポストカード」にすることができます。
現在このサービスは、一般社団法人 星つむぎの村が運用する「星の雑貨屋さん」でプロダクト販売されています。大切な人へのギフトとして、自分の思い出の1枚として、ぜひお買い求めください。

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