2021年を振り返る

あと少しで2021年が終わります。
今年もいろいろなご相談、ご用命をいただきました。
ということで、今年の仕事を振り返ってみることにします。

オリジナル企画のエアドーム「ソラドーム」は、6mタイプを2セット販売しました。どちらも自治体の科学館施設です。人の集まるイベント、特にエアドームのような密閉空間での上映イベントはまだなかなか実施に躊躇する状況ですが、そんな中にあって、2つのドームをお届けできたことはうれしい限りです。
もっと状況が落ち着いて上映の機会が増えてくれば、ソラドームがもっと活用されるようになるだろうと期待しています。

投影システム「ソラプロジェクター」は8式製作しました。FHD対応モデル5式、4K対応モデル3式です。
今の状況を考えると、予想以上にたくさん製作依頼をいただいたと思います。
加えて、今年は光学ユニットを単体で3式製作して納品しました。これは屋外プロジェクションマッピング用として、10,000ルーメンを超える大型プロジェクターと組み合わせて活用されています。これまでモバイルドームや屋内天井への投影にしか使ったことがなかった光学ユニットが、こんな大規模なシステムでも使えるんだということが実証できた案件でした。

上映コンテンツ動画は大小さまざまなものを作りました。春・夏(海とイルカ)・秋・冬(雪とクリスマス)の4本は、一般社団法人 星つむぎの村が実施している「病院がプラネタリウム」からのオーダー。全国の病院や施設で、さらにフライングプラネタリウム(ネット配信によるオンライン上映)でたくさん上映されました。こどもも大人も楽しんでくれたようです。
それにしても、コンテンツ制作が難しいですね。どんな内容・ストーリーにするか、動画や音楽の素材をどれだけ集めることができるかがキモですが、なかなか素人企画ではうまくできないことも多く、動画制作はまだまだ試行錯誤の連続です。

Nightshadeを使ったライブ上映スクリプトも何本か。こちらは各地の星座神話や人類学、民俗学的なトピックを盛り込んだものが多かったです。各地のイベント、そしてオンライン上映で活用いただきました。

そして一番印象に残っているのが、地球暦の制作支援アプリ「SHIKIGAMI」の開発プロジェクトでした。数か月間じっくり取り組んだ大型アプリです。天文計算のブラッシュアップ、SVGフォーマットの習得など、自身のソフトウェアライブラリ品質やスキルを大幅に向上できた、楽しいプロジェクトでした。


そのほか、「不思議な望遠鏡」や「星空デジタルサイネージ」などのアプリを自作しました。これらは自主企画開発で特に商品サービスにはつながっていませんが、今後きっと何かの役に立つだろうと思っています。

いろいろな機会に恵まれ、いろいろな出会いに恵まれ、2021年も楽しく刺激的な仕事をすることができました。
また来年も、自分のペースで、でもいろんな新しいことにチャレンジしていきたいと思います。
今年かかわっていただいたすべてのみなさま、ありがとうございました。

新年は3が日のお休みをいただき、1月4日から仕事を始めます。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。

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